AGA

フィナステリドの効果が出るまでの期間は1年?効果なしの理由や薄れるのかも解説

2023.11.232024.07.01

フィナステリドは効果が出るまで1年かかる?いつから効果を実感できるのか治療期間やフィナステリド外用薬・含量0.2㎎と1㎎で効果が違うのかも解説します。フィナステリドとミノキシジルの併用効果や服用期間が長いと効果が薄れるのか、効果なしと感じた場合にデュタステリドの切り替えが有効なのか効果の違いについてもまとめました。
フィナステリドの効果だけでなく副作用などのデメリットやおすすめの購入先も紹介しているので、フィナステリドでAGA治療を検討している方は参考にしてください。

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フィナステリドの効果は?プロペシアとの違いについて

AGA治療に用いられるフィナステリドの効果について、プロペシアとの違いや有効成分の含有量の違いなどを解説していきます。

フィナステリド錠とプロペシアで効果は同じ?

まずは、フィナステリドとはどんな治療薬なのか、フィナステリド錠とプロペシアについて違いを説明します。

フィナステリド錠 プロペシア
期待できる効果:薄毛の進行を抑える、抜け毛の抑制
有効成分:フィナステリド
ジェネリック医薬品 先発医薬品
ファイザー株式会社
沢井製薬株式会社
東和薬品株式会社
クラシエ製薬株式会社 など
オルガノン株式会社
一般的には先発医薬品の3~7割程度の価格になると言われている 8,000円~10,000円前後

フィナステリド錠とプロペシアは、ジェネリック医薬品か先発薬かという違いがありますが、どちらにも同一の有効成分が含まれているため、期待できる治療効果や起こりうる副作用に違いはありません。

フィナステリド錠はジェネリック医薬品で、先発薬プロペシアの特許満了後にプロペシアと同一の有効成分フィナステリドを用いて開発されました。その後、厚生労働省に効果効能、用法用量などが先発薬プロペシアと同等であると承認を得て製造販売されています。

ジェネリック薬であるフィナステリド錠は、現在、沢井製薬や東和薬品といった製薬会社が薬の製造を行なっています。フィナステリドを製造している会社は以下の通りです。


フィナステリド製薬会社一覧
製薬会社 治療薬名
ファイザー株式会社 フィナステリド錠「ファイザー」
沢井製薬株式会社 フィナステリド錠「サワイ」
東和薬品株式会社 フィナステリド錠「トーワ」
クラシエ製薬株式会社 フィナステリド錠「クラシエ」
シオノケミカル株式会社 フィナステリド錠「SN」
武田テバファーマ株式会社 フィナステリド錠「武田テバ」
富士化学工業株式会社 フィナステリド錠「FCI」
辰巳化学株式会社 フィナステリド錠「TCK」
リョートーファイン株式会社 フィナステリド錠「RTO」

ジェネリック薬品は一般名称(成分名)の後ろにメーカー名を繋げた名称が一般的で、フィナステリドの場合はフィナステリド錠「メーカー名」のように表記されます。
フィナステリド錠とプロペシアの効果や安全性は同等ですが、薬を成形するために使用されている医薬品添加物や、錠剤の大きさ、色、形などは違いがあります

フィナステリドの価格は抑えられる傾向がある

フィナステリド錠は、先発薬プロペシアと同一の成分を用いて開発されるため、研究開発にかかる費用や期間が少なくて済みます。そのため、フィナステリド錠は価格が抑えられる傾向があるので、費用を抑えて投薬治療を行ないたい方はジェネリック薬を検討してみると良いでしょう。

フィナステリドの効果!内服薬と外用薬では違う?


フィナステリド内服の効果を解説

AGA治療において、フィナステリドの内服は「薄毛の進行抑制」や「抜け毛を抑える」効果が期待できます。

AGA(男性型脱毛症)は、還元酵素5αリダクターゼがテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変換することがきっかけで引き起こされます。
フィナステリドには前頭部や頭頂部に多く分布している還元酵素5αリダクターゼのⅡ型を阻害する作用があり、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成が抑えられることで、前頭部や頭頂部の抜け毛を抑制したり、薄毛を予防する効果が期待できます。

フィナステリド内服は「推奨度A」のAGA治療

フィナステリドはAGA治療薬として厚生労働省から認可を受けており、多くのAGAクリニックで処方されています。
また、日本皮膚科学会が作成したAGA診療のガイドラインにおいても、フィナステリド内服は推奨度A(行うよう強く勧める)とされており、AGA初期段階から使用される治療法です。


フィナステリドの外用薬の効果は?

フィナステリドは内服するのが一般的で、皮膚に塗布して使用することは基本的になく、製薬会社からも販売されていません。

しかし、クリニックによってはオリジナル治療薬を取り扱っているところもあり、フィナステリド配合のミノキシジル外用薬を扱っているところもあります。ですが、外用薬の主な有効成分はミノキシジルで、フィナステリドを主な有効成分としている外用薬はないということは理解しておきましょう。

フィナステリドの効果は含量0.2mgと1mgで違う?

フィナステリドとプロペシアはどちらも含量0.2mgと1mgの錠剤があるので、効果に違いがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

フィナステリドをAGA治療に用いる場合、通常、0.2mgを1日1回内服して治療を行ないます。現時点で含量0.2mgと1mgで効果の違いは確認されていないものの、必要に応じて含量を増やして治療を行うことができます。

ただし、フィナステリド服用の上限は1日1mgと定められており、治療の効果を出したいからと言って多く服用してしまうと副作用が起こる恐れもあります。フィナステリドを服用する際は医師の指示に従い、用法用量を守って使用しましょう。

フィナステリドだけで十分効果があるのか解説

AGA治療の内服薬を検討中の方は、フィナステリドだけで十分に効果があるのか気になる方も多いのではないでしょうか。ここではフィナステリドだけで十分な効果が見込めるのかを解説します。

AGA初期であれば十分な効果が期待できる

AGAは進行性の疾患であり、残念ながら現時点では完治させる治療法はないものの、AGA初期の段階であれば、フィナステリドだけでも十分な治療効果が期待できます。

フィナステリドを用いた治療では、フィナステリドのDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する働きにより、DHT(ジヒドロテストステロン)の影響で短縮されたヘアサイクルの成長期の正常化が見込めます。
AGAが進行する前にヘアサイクルの成長期の短さが改善されれば、ハリとコシのある髪の毛が育成されるので、フィナステリドだけでも「薄毛の進行を抑制する効果」が十分に期待できると言えます。

フィナステリドの効果なしの理由と対処法を紹介

前項で解説した通り、フィナステリドを服用することで薄毛の進行抑制などの治療効果が期待できますが、ここからはフィナステリドによる効果がないと感じてしまう場合の理由や対処法について説明していきます。

フィナステリドの効果なしと感じる理由

毎日継続して薬を飲んでいるのにも関わらず、フィナステリドの効果がないと感じる場合、理由は大きく分けて以下の二つがあげられます。

①治療方法が薄毛の症状に適していない

考えられる理由の1つとして、フィナステリドを用いた治療が薄毛の症状に適していない可能性があります。フィナステリド内服で期待できる効果は「薄毛進行を抑制する効果」「抜け毛を抑える効果」のため、AGAが進行していて薄毛が悪化している場合、フィナステリドだけでは期待した治療効果を得られず、効果なしと感じるかもしれません。

②加齢によって毛母細胞の活動が衰えた

長年フィナステリドの服用を続けているにも関わらず、以前と同等の効果を感じなくなったという場合、加齢によって毛母細胞の活動が衰えたため薬の効果が追いつかなくなり、以前と同様の効果を感じられなくなってしまった可能性が考えられます。
フィナステリドをきちんと飲み続けても、AGA治療を完治させたり進行を完全に止めることはできないため、加齢によって毛母細胞の活動が衰えてしまうと以前と同じ治療効果を感じられず、効果なしと感じるかもしれません。

効果を感じられない場合は医師に相談

フィナステリドの効果が得られない場合は、まずは医師に効果を感じられない旨を相談しましょう。効果が感じられないからと自己判断で服用をやめてしまうと、抜け毛・薄毛が再発してしまい、治療にかけた費用や時間が無駄になってしまいます。
医師の診断の元、治療法が適していなかったり加齢が原因で効果を感じないと分かれば、次のような対処法を検討しましょう。

フィナステリドとミノキシジルの併用効果

フィナステリドの飲み薬だけでは効果なしと感じる場合、ミノキシジルを併用してみるのも一つの方法です。

ミノキシジルの効果:発毛促進、頭皮の血流促進
治療の仕組み:髪の毛を作る毛母細胞を刺激して細胞分裂を活性化する
ミノキシジル外用の推奨度:A(行うよう強く勧める)

ミノキシジルは髪の毛を作る毛母細胞に直接働きかけ、細胞の分裂や増殖を活性化して発毛を促進する効果が期待できます。
そのため、フィナステリドとミノキシジルを併用することで、抜け毛を抑えつつ発毛を促す効果が期待でき、フィナステリドだけでは十分な効果を感じられなかった場合でも、ミノキシジルを併用することで治療効果を感じられる可能性があります。

フィナステリドからデュタステリドに切り替えは有効

デュタステリドの効果:薄毛の進行抑制、抜け毛を抑える
治療の仕組み:還元酵素5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型を阻害
デュタステリド内服の推奨度:A(行うよう強く勧める)

デュタステリドの配合の内服は、AGA治療ガイドラインにおいてフィナステリドと同じく「推奨度A(行うよう強く勧める)」とされています。

デュタステリドは還元酵素5αリダクターゼをⅡ型だけでなく、5αリダクターゼのⅠ型も阻害する働きがあります。2種類の型の還元酵素に作用するため、フィナステリドだけでは十分な効果を得られなかった方でも効果を実感しやすくなります。

ただし、フィナステリドとデュタステリドは同じ5α還元酵素阻害薬のため、併用はできないという点は押さえておきましょう。

フィナステリドは効果が出るまで1年かかる?いつから実感できるか解説

フィナステリドを用いたAGA治療を検討する際、治療の効果がいつから出てくるのか気になるかと思います。ここではフィナステリドの効果がどれくらいの期間で確認できるのか、治療期間について解説します。

フィナステリドの効果が出るまでの期間

フィナステリドには即効性はないため、治療の効果を実感するには一定期間治療を継続する必要があります。
フィナステリドの添付文書をみてみると、薬を飲み続けて3ヶ月ほどで効果が現れる場合があるものの、治療効果を確認するためには通常6ヶ月程度は薬を毎日服用する必要があるという旨が記載されています。

また、フィナステリドの効果を実感するまでの期間には個人差があり、AGAの進行度や生活習慣などによっては更に時間を要する可能性もあるので、治療を開始したらまずは1年は治療を続けると考えておくのが良いでしょう。

フィナステリドの効果出るまでの期間まとめ

  • 早いと3ヶ月程度で効果が現れるケースもある
  • 効果の確認には6ヶ月以上の継続が必要
  • 効果を実感するまでの期間は個人差がある

フィナステリドは効果がなくなる?やめどきも解説

フィナステリドの効果を実感するためには一定期間の治療の継続が必要ですが、逆にフィナステリドの服用を続けた場合、効果が薄れて薬が効きにくくなってしまうことはあるのでしょうか。
ここでは、フィナステリドの効果の半減期や長期服用で効果が薄れるのか、やめどきについて解説します。

フィナステリドは飲み忘れると効果がなくなるのか半減期を解説

前項では、フィナステリドの効果を得るためには6ヶ月以上服用を続ける必要があると説明しましたが、フィナステリドを飲み忘れしてしまうとなかなか効果が出ない可能性があります。

フィナステリドの半減期(血中の薬物濃度が2分の1に減少するまでにかかる期間)は6~8時間程度で、服用後、約24時間で成分は代謝・排出されて体内からなくなるため、飲み忘れないことが重要になります。

ただし、覚えておきたいのが、フィナステリドを飲み忘れてしまった場合でも2回分を一度に服用してはいけないということです。多く服用したからと言って飲み忘れの分を取り返せるわけではないので、1日1錠の用法用量を守って飲むことが大切です。

飲み忘れが心配という方は、薬を飲むタイミングを「朝起きてすぐ」「朝食後」など決めておくと、飲み忘れを予防できるのでおすすめです。

フィナステリドの効果は何年も治療を続けると薄れる?

現在フィナステリドで薬耐性がついたという報告はなく、服用を続けたことによって効果が薄れる事はないとされています。

1日1mg服用して効果を得られた人の割合

連続投与1年で軽度改善以上の効果を得られた人の割合・・・58%

連続投与2年で軽度改善以上の効果を得られた人の割合・・・68%

連続投与3年で軽度改善以上の効果を得られた人の割合・・・78%

フィナステリドの効果は服用を続けると薄れるどころか、寧ろ上記の通り服用を継続することで効果を感じやすくなることが分かっているため、毎日薬を飲み続けることが大切です。

ただし、フィナステリドを毎日飲み続けたとしても、加齢によるAGAの進行を完全に止めることはできないため、10年20年と時間が経過すればフィナステリド単体では治療効果が追いつかなくなる可能性もあります。
そのため、その都度症状に合わせた治療法を選択できるよう、定期的に医師の診察を受けるようにしましょう。

フィナステリドのやめどきは?やめたらどうなるか解説

フィナステリドをやめた場合、フィナステリドの成分は服用後24時間ほどで代謝・排出されて体内から消失します。すぐに薄毛になってしまうわけではありませんが、徐々に抜け毛が増えはじめ、やがて薄毛に戻ってしまうので、フィナステリドの効果を持続する為には服用を継続する必要があります

だからといって、フィナステリドの服用を一生続けるというのはあまり現実的ではないと思います。いつまで続けるのがいいのか悩む方もいると思いますが、AGA治療以外のことを優先したくなったり、年齢的に薄毛の友人が増えてきて薄毛が気にならなくなったタイミングがやめどきと言えるでしょう。

ただし、やめる時には突然やめるのではなく、徐々に減薬を行った方がいいので止めたくなった場合には医師に相談するようにしましょう。

フィナステリドの効果だけでなく副作用も説明

フィナステリドには効果だけでなく副作用もあるため、症状を把握したうえで治療を行うことが大切です。ここではフィナステリドで起こりうる副作用や初期脱毛について解説します。

フィナステリドの副作用にはどんな症状があるか

フィナステリドの副作用には以下のような症状があります。副作用は必ず起こるわけではありませんが、治療を行う際は起こりうる症状を把握し、気なることがあれば速やかに医師に相談できるようにしておくことが大切です。


フィナステリドで起こりうる副作用
1~5%未満 1%未満 頻度不明
過敏症 かゆみ、じん麻疹、発疹、血管浮腫
男性機能障害 リビドー減退 勃起不全
射精障害、精液量減少
睾丸痛、血精液症、男性不妊症、精液の質低下
肝機能 AST上昇 、 ALT上昇 、γ-GTP上昇
その他 乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい

フィナステリドで起こりうる副作用は頭皮のかゆみや肝機能障害、気分の落ち込みや男性機能障害があげられます。
しかし、臨床試験での長期投与試験期間中における副作用(臨床検査値異常変動を含む)の発現率は1.1%と報告されており、発現率が高いわけではないため心配しすぎる必要がありません。

副作用の発現には個人差や体質も関係してくるので、フィナステリドを用いる場合には、定期的に医師の診察を受けて健康状態を確認するようにしましょう。

フィナステリドで初期脱毛が起こる?

フィナステリドの添付文書を見てみると、副作用の項目に脱毛症とは記載されてはいませんが、初期脱毛が起こる可能性が全くないわけではありません。

初期脱毛とは、新しく健康的な髪が生える準備段階として、今生えている細く短い髪の毛が抜けてしまう症状です。治療開始10日~1ヶ月程経過したころに抜け毛が増え、1ヵ月程で落ち着くのが一般的ですが、長くても3ヶ月ほどで落ち着くため、心配しすぎずに服用を継続しましょう。

もし初期脱毛があまりにも長く続いたり、抜け毛の量が多すぎると感じる場合は速やかに医師に相談するようにください。

フィナステリドは妊娠中・授乳中の女性は禁忌

フィナステリドは成人男性のみ服用できる治療薬です。女性や未成年者に適応はなく、特に、妊娠または妊娠している可能性がある女性及び授乳中の女性への投与、フィナステリドの成分に過敏症がある方の使用は禁忌とされています。

妊婦にフィナステリドを投与した場合、男性胎児の生殖器の正常な発育に悪影響を及ぼす恐れがあるため、女性が誤って服用しないように取扱いに注意してください。

フィナステリドの投与が禁忌とされている方

・妊娠中及び妊娠している可能性のある女性
・授乳中の女性
・薬の成分に過敏症がある方

また、フィナステリドの成分は皮膚に直接触れただけでも吸収してしまいます。フィナステリド錠はコーティングされているため、通常の取扱いでは有効成分に接触することはありませんが、錠剤が砕けたりしてコーティングがはがれてしまった場合、女性や未成年者が誤って触れないように注意してください。

フィナステリドの併用禁忌薬はある?注意事項を紹介

フィナステリドの添付文書には併用禁忌薬や避けるべき食品の記載はないものの、服用している薬や使用している薬がある方は、フィナステリドを用いる治療を始める前に必ず医師に申告するようにしてください。

また、お酒と一緒に飲むと副作用が出やすくなったり、肝臓への負担がかかってしまいます。お酒を飲む場合は服薬から時間を空けるか、あらかじめ、朝や昼などお酒を飲まない時間帯に服薬するように習慣づけるのもおすすめです。

フィナステリドは通販できる?価格やおすすめの購入先を紹介

フィナステリドを購入したい方の中には、「なるべく安く買いたい」「病院にいかなくても購入できないの?」と考えている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、フィナステリドは市販されているか、通販サイトでの購入は本当に安いのかを調査したので、参考にしてください。

フィナステリドはAmazonなどの通販サイトで市販されている?

厚生労働省に認可されているフィナステリド錠は、医師の処方箋が必要な治療薬のため、薬局やドラッグストアなどでは市販されておらず、Amazonなどの通販サイトやドラッグストアでは購入できません。

ただし、海外の通販サイトや個人輸入代行サイトを利用して、海外製のフィナステリドを個人輸入するという方法であれば、購入することもできます。

フィナステリドの個人輸入の危険性と価格相場を比較

個人輸入とは、海外の製品を個人で使用することを目的として、海外の販売会社やメーカーなどから直接製品を購入することです。販売者とのやりとりや通関手続きを代行してくれる個人輸入代行サイトを利用すれば、海外の医薬品であっても、一般の通販サイトと同じ手順で購入することができます。

通院せずに処方箋なしでフィナステリド配合薬を購入できるため、個人輸入は手間がなく便利だと感じるかもしれませんが、以下のような危険も伴います。

個人輸入の危険性

・偽物や低品質な薬が販売されている可能性がある

・詐欺被害や商品が届かないなどのトラブル

・悪質なサイトだった場合、個人情報流出の可能性

・副作用が起きてしまっても自己責任


フィナステリドの個人輸入は安い?

海外製のフィナステリドを個人輸入代行サイトを利用して購入する場合、AGAクリニックで処方してもらうより安く購入することができるのか、大手個人輸入代行サイトの料金とAGAクリニックの料金相場を調査してみました。


個人輸入代行サイトの価格相場(海外製フィナステリド配合薬)
サイト名 フィナステリド配合薬 プロペシア
オオサカ堂 2,122 円~ 5,369 円 7,647 円~25,923 円
アイドラッグストアー 1,590円~3,590円 8,030円~23,790円
お薬通販部 1,300円~5,810円 9,690円~10,080円
お薬なび 1,350円~5,500円 9,300円~12,800円
ネットのくすり屋さん 9,300円
※為替レート等によって価格が変動する場合があります

クリニック・病院で処方される国内正規品の価格相場
治療薬名 費用相場
フィナステリド錠 1,650円~12,000円/月
プロペシア 4,600円~9,900円/月
※初回料金やキャンペーン価格なども含む

プロぺシアの後発薬であるフィナステリド配合薬は、日本・海外含めて多くの製薬会社が製造しており、種類が豊富で価格にもばらつきがありました。
AGAクリニックでフィナステリドの国内正規品を処方してもらう場合は1,650円から、通販で購入する場合海外製であれば1,300円から購入可能のようです。

AGAクリニックによっては、初回割引や定期配送割引・まとめ買い割引など、通常よりも料金が割安になる制度が設けられてるところもあります。個人輸入のリスクや価格差を考えると、AGAクリニックでの処方がおすすめです。

現在では、AGAクリニックでも通販感覚で利用できるオンライン診療を行っているクリニックも多いため、定期的な通院が難しい場合でもAGAクリニックでフィナステリドを処方してもらうことができるでしょう。

フィナステリドの処方が受けられるおすすめAGAクリニック5選

ここでは、フィナステリドの処方を行なっているおすすめのAGAクリニックを5院紹介します。オンライン診療対応かどうかや、フィナステリドの初回割引料金はあるかなどをまとめたので、フィナステリドでの治療を検討中の方は是非参考にしてください。

クリニックフォア

クリニックフォアのフィナステリド処方プランの料金
★予防プラン
(海外製フィナステリド)
オンライン定期配送
初月:1,760円※1
次月以降:3,412円/月

12ヶ月定期配送
キャンペーン価格:12,584円(1ヶ月あたり1,049円 )※1
通常:26,615円(1ヶ月あたり2,218円)

通常1ヶ月分:4,015円
★発毛ライトプラン
(フィナステリド+ミノキシジル合剤内服)
オンライン定期配送:9,163円/月

12ヶ月定期配送
キャンペーン価格:22,212円(1ヶ月あたり1,851円)※1
通常:64,324円(1ヶ月あたり5,361円)

通常1ヶ月分:10,780円
フィナステリド国内後発薬 オンライン定期配送:6,919円/月

通常1ヶ月分:8,140円
※1 決済ページでクーポンコードを入力した場合。

「予防プラン」「発毛ライトプラン」の12ヶ月定期配送は6ヶ月分の料金が無料になる!
クリニックフォアでは、フィナステリド処方の「予防プラン」とフィナステリド+ミノキシジル合剤内服が処方される「発毛ライトプラン」の12ヶ月定期配送に申し込むと、6ヶ月分の料金が無料になる割引キャンペーンを実施中です。費用を抑えてフィナステリドのAGA治療を始めたい方は、オンライン診療で医師の診察を受けた後、クーポンを入力することで適用になります。

定期配送は毎月の料金が割安になる
クリニックフォアのAGA治療は、毎月薬が自動で届くオンラインの定期配送を申し込むことで月々の費用が割安になります。定期配送は回数の条件がなく、2回目以降はいつでもWEBから解約の手続きができるので、初めての方でもフィナステリドの治療を始めやすいでしょう。

当日予約可能で、最短15分後に受診できる
クリニックフォアはオンライン診療の当日予約&当日診察が可能です。診療は7:00~24:00まで行っており、予約に空きがあれば最短で15分後に診察を受けられ、診察自体は15分程度で済むのでスキマ時間などを利用して受診できます。


クリニックフォアのクリニック情報
AGA治療内容 投薬治療
扱っているAGA治療薬 フィナステリド、デュタステリド、ザガーロ、ミノキシジル(外用薬、内服薬)
診察料・送料 など ・オンライン診療
診察料:0円(処方薬なければ1,650円)
送料:550円
・対面診療
診察料:3,850円
オンライン診療時間 7:00~24:00
クリニック数 東京9院、埼玉1院、大阪1院
公式サイト https://www.clinicfor.life/

レバクリ

レバクリのフィナステリド処方プランの料金
★育毛プラン
(フィナステリド)
定期配送:初月0円 2ヶ月目以降:3,465円/月
12ヶ月定期:11,544円(割引適用後1ヶ月当たり962円)
通常:3,850円/月
★発毛プラン
(フィナステリド+ミノキシジル内服)
定期配送:初月0円 2ヶ月目以降:5,940円/月
12ヶ月定期:19,800円(割引適用後1ヶ月当たり1,650円)
通常:5,940円/月

定期配送が初回0円
レバクリのAGAオンライン診療では定期配送を初回0円で始められます。定期配送は回数縛りがなく、やめたくなった際はいつでも解約可能なので、定期配送が初めてという方でもAGA治療を始めやすいでしょう。

3ヶ月定期・6ヶ月定期で1~2ヶ月分の治療薬が無料!
レバクリには毎月の定期配送のほかに3ヶ月間隔・6ヶ月間隔の定期配送制度も用意されており、3ヶ月定期の場合は1ヶ月分治療薬の料金が無料、そして12ヶ月定期の場合は6ヶ月分の治療薬の料金が無料になる割引が利用できます。

21時以降や土日でも受診可能
レバクリのオンライン診療は最長で21時45分まで診療を行なっているので、帰宅してからゆっくりと自室で受診することもできます。また、土日でも診察を行っているので、平日に受診できないという方でもAGA治療をはじめやすいでしょう。


レバクリのクリニック情報
AGA治療内容 投薬治療
扱っているAGA治療薬 フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル(内服薬・外用薬)
診察料・送料 など 診察料:無料
送料:定期配送の場合は無料
(単月購入の場合は550円)
オンライン診療時間 10:00~21:45
公式サイト https://levcli.jp/male-aga/

イースト駅前クリニック

イースト駅前クリニックのフィナステリド処方プランの料金
★トライアルプラン
(フィナステリド28錠)
初月:1,650円
次月以降:3,740円~
ライト発毛プラン
(フィナステリド30錠+ミノキシジル外用薬)
1ヶ月価格(2%割引):9,460円
3ヶ月価格(5%割引):26,730円
6ヶ月価格(10%割引):50,820円
プロペシアジェネリック
(フィナステリド30錠)
1ヶ月価格:4,180円
3ヶ月価格(5%割引):11,220円
6ヶ月価格(10%割引):21,340円

フィナステリドのトライアルプランが初月1,650円で試せる
イースト駅前クリニックはフィナステリドのトライアルプランがあり、初月料金が1,650円と通常料金よりも割安です。購入方法に縛りはなく次月以降は1ヶ月分だけの購入orまとめ買いを選択できるので、金銭面でも無理せずAGA治療を行なえます。

オンライン診療は土日祝も受診可能
イースト駅前クリニックはオンラインと来院のどちらにも対応しており、希望のクリニックを選択して診察を申し込めます。オンライン診療の場合、受診するクリニックに特にこだわりがなければ、平日は22時、土日祝は18時まで診療を行なっている全国対応の新宿西口院が受診しやすいでしょう。

AGA治療薬のまとめ買い割引あり
イースト駅前クリニックには薬のまとめ買い割引があり、3ヶ月分の購入で料金5%割引、6ヶ月分で10%割引になります。分割払いは利用できないので一括払いになってしまうものの、1ヶ月あたりの費用が割安になるのでチェックしてみてください。


イースト駅前クリニックのクリニック情報
AGA治療内容 投薬治療
扱っているAGA治療薬 フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル(内服薬、外用薬)
診察料・送料 など 診察料:無料(処方薬なければ3,300円)
オンライン診療時間 (全国対応の新宿西口院の診療時間)
平日:10:00~22:00
土日祝:10:00~18:00
クリニック数 全国40院
公式サイト https://www.eastcl.com/

AGAスキンクリニック

AGAスキンクリニックのフィナステリド処方プランの料金
予防・AGAの進行を遅らせたい方
(フィナステリド28錠)
初回:3,700円
次月以降:6,600円/月
基本の発毛を希望の方
(ミノキシジル内服+フィナステリド)
15,400円/月※1
効果的な発毛を希望の方
(ミノキシジル内服+フィナステリド+サプリメントミノキシジル外用)
38,500円/月※1
※1 12ヶ月コースの場合の料金

全国に60院以上あるので来院して診察を受けやすい
AGAスキンクリニックは全国に60院以上あり、対面で直接診察を受けたいという方も来院しやすいクリニックです。AGA治療を専門で行なっており、薬の処方のほかに注入治療や、東京の品川院で自毛植毛を行なっています。

カウンセリングから会計まで完全個室で行なえる
AGAスキンクリニックは全ての院が完全個室・完全予約制で診察を行なっており、他の患者と顔を合わせることがありません。カウンセリングから会計まで個室で対応してくれるので、落ち着いてAGA治療を行なえるでしょう。

フィナステリドのプランは初回3,700円
AGAスキンクリニックではフィナステリドのプランを初回3,700円で始められます。AGA治療薬はジェネリック医薬品だけでなく、先発薬やオリジナル治療薬「Rebirth」も扱っているなど種類が充実しているので、薄毛の症状や予算に合わせた治療を検討できます。


AGAスキンクリニックのクリニック情報
AGA治療内容 投薬治療、注入治療、自毛植毛
扱っているAGA治療薬 フィナステリド、プロペシア、ザガーロ、ミノキシジル(外用薬)、オリジナル治療薬
診察料・送料 など 初診料・再診料:無料
カウンセリング料:無料
血液検査料:無料
診療時間 10:00~22:00
クリニック数 全国60院以上
公式サイト https://www.agaskin.net/

AGAヘアクリニック

AGAヘアクリニックのフィナステリド処方プランの用金
現状の維持・予防を行う
(フィナステリド)
初月:1,800円
次月以降:3,600円/月
まずは発毛を実感したい 初月:0円 次月以降:10,800円~/月

フィナステリドのプランは初月1,800円でスタートできる
AGAヘアクリニックではフィナステリドの治療が初月1,800円で始められます。どのプランを選択しても診察料やカウンセリング料はかからず、薬代のみでAGA治療を始められます。

オンライン診療は薬代が割引料金になる
AGAヘアクリニックはオンライン診療と対面診療の両方を行なっており、自分に合った方法で受診できます。オンライン診療では薬代が割引価格になるので、費用をなるべく抑えたいという方は、ぜひオンライン診療を検討してみてください。

相談から会計まで、完全個室のカウンセリングルームで行う
AGAヘアクリニックには共同の待合スペースがなく、受付後はすぐに個室のカウンセリングルームに案内してもらえます。相談から会計までこのカウンセリングルームで行なうので、他の患者と顔を合わせることがありません。


AGAヘアクリニックのクリニック情報
AGA治療内容 投薬治療
扱っているAGA治療薬 フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル(外用薬、内服薬)、オリジナル治療薬
診察料・送料 など 診察料・カウンセリング料:無料
送料:520円
診療時間 10:00~20:00
クリニック数 クリニック2院、メディカルサロン11店
公式サイト https://agahairclinic.or.jp/



フィナステリドの効果が出るまでの期間と効果なしの理由まとめ

フィナステリドは「薄毛の進行抑制」や「抜け毛を抑える」の効果が期待できますが、即効性はないため、効果を実感するには少なくとも6ヶ月以上治療を続ける必要があります。また、生活習慣やAGAの進行具合によっても個人差があるため、フィナステリドによるAGA治療を始める際は、まずは1年以上は治療を続けることを想定しておくと良いでしょう。

AGAは治療を開始するのが遅くなってしまうと、その分効果を実感するまでに時間がかかったり、フィナステリドのみでは効果を実感しにくくなるため、AGAかも?と思ったら医師の診察を受け、早めに薄毛の症状に適した治療を始めることが大切です。

参考文献
男性型脱毛症治療の現状と今後の展望
男性型脱毛の発症メカニズムと治療戦略

 
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